美容専門学校で取れる資格と生かせる資格。美容師免許って髪を切るだけの資格?

専門学校

美容専門学校で取れる資格には複数あります。
選択する学科や学校によっても違いがあるので、各専門学校での資格取得可能リストを自前に確認することが大事です。

目的の情報が見つかりませんか?

ネイル検定やエステシャンなどの免許もあるよ♪

だいたいの美容専門学校で取得可能なものは、美容国家資格とネイリスト技能検定1~3級とメイクアップ技術と認定エステティシャンと着物着付け免許があります。
それ以外には、トータルミメイクアップ検定やブライダルメイクアップ検定、アロマーテラピー検定や色彩検定があります。

選択科目としても、デッサンやフォト、カラーコーディネートやマナーなどと多岐にわたります。
デッサンは、お客様の求める髪形をより分かりやすく伝えるために必要となります。

フォトは、テレビ局やブライダルコーディネーター、ヘアメイク事務所などの撮影時の知識となります。
マナーは、接客用語から年配、後輩などとの関係性や社会性を築くための基礎となります。

近年の美容専門学校では、パソコンや英語の授業なども取り入れたりと、多様多岐な美容業界に対応できるよう広範囲の学びを時代に合わせ提供しています。

それでも、美容師免許を持っていても転職したため活かせなかったり、全く関係のない職種への転職をする方も沢山います。
髪を切る以外のお仕事でも美容師免許を生かせる業種も色々あります。

美容師免許を生かしてまつ毛エクステをするアイリストも人気

ここ最近では、リーズナブルで女性に大変人気のあるまつ毛エクステがあります。
そのまつ毛エクステを施術する技術者のことをアイリストといいます。

まつ毛エクステサロンの技術者は、必ず美容師免許が必要です。
免許と経験を積めばキャリアアップを目指せるのがアイリストです。

大人から学生まで施術する女性の年齢幅は広く、まつ毛エクステの需要は伸びてきています。
一度施術したまつ毛エクステは、永久ではなくメンテナンスが数度と必要になります。

そのため、美容室やネイルサロンのような感覚で利用する女性が増えてきています。
手間のかかるメイクアップがヘアカットのように定期的に通うことで維持されるのですから、女性にはとても魅力的な施術でしょう。

美容師の経験を経て個人宅などで小さく開業できるのも魅力です。

福祉美容もこれからの高齢化社会にはベスト

また福祉のお仕事として、福祉美容師があります。
こちらも美容師からの転職の多い職業です。

福祉美容師とは、美容室に行くことのできない介護を必要とする方や、障害のある方の自宅や病院や施設などへ訪問してヘアカットなどをする美容師さんのことです。
高齢化社会により需要が高まってきているのが現状です。

年齢を重ねても生活習慣としてのお洒落くらいは、生きる糧としての大事な役割を持っています。
しわくちゃのご高齢者でもシャンプーをしてヘアカットをすれば、良い気分転換ともなります。

高齢者施設では、入居者が美容師の来る日をとても楽しみにしていて、ヘアカットだけでなくメイクアップもしています。
高齢者の笑顔にやりがいを感じ、人の役に立てる仕事をほこりにしてがんばっている方が多くいます。

福祉美容師になるためには、認定福祉美容介護士の資格を取る必要がありますが、美容師免許を持っていれば取りやすい資格のため福祉業に興味のある方にはおすすめの職業です。

美容学校教員としての道も!

美容業を教える立場としての美容学校教員があります。
美容学校教員では、美容の知識や経験と技術が全部活かすことができます。

教員といっても、カットやパーマなどの技術面だったり、美容師法、衛生管理、技術理論などと教える教科は幾多とあります。
自分の得意な分野を活かすことができます。

転職の際には、美容師免許の他に専門の教育センターで教員資格を取得するための研修を受けなければいけません。
美容室に3年以上勤務した経験も必要です。

教える学科によっても、大卒が必要な場合もあるのでかなりのスキルアップが必要となります。
生徒と共にすごす日々は、とてもやりがいのある職業ともいえます。

頭髪関係の専門カウンセラー

最近では、頭髪関係の専門カウンセラーとして活躍している美容師経験者もいます。
かつらやウィッグなどのメンテナンスを担当するお仕事です。

人気があるのは、美容師よりも初任給が高めに設定されているところです。
就業時間が定時制と決まっているため、労働環境がより良く人気となっています。

なにより美容師に比べ時間外労働が少なくなっています。
実技の練習に費やす時間が減らせるので私生活の時間が確保できやすい点があります。

もちろん営業職なのでノルマがあります。
接客スキルも経験と共にあげていかねばなりません。

美容師でも職場によっては、ノルマが厳しく営業も多々あります。
残念ながらどの職業でも厳しさはつきものです。

どの種類の職業に進むかによって、自分の将来の方向性を決めることができたら、その厳しさもスキルとなります。
スキルとなれば、自信もつき職業に対してほこりも持てます。

ただ髪を髪を切ることだけにやりがいを感じられなくなったら、
美容師免許を生かせる業種へスキルアップ転職も選択肢もあります。