【転職理由】美容師のから別の仕事に:スタイリストの仕事の嫌な事、悩み事、オススメ出来ない事など、私が美容師を辞めた理由。

悩み

転職が多い美容業界:離職率が高いのが当たり前な美容師の業界ですが、なぜ美容師を辞めてしまったのかを元美容師の意見を集めてみました。

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■1 手荒れがひどくなって続けるのも難しい

私が美容師を辞めた理由ですけど働いていた美容室に不満があったからです。
サロンで働く前はかっこいい、美しいといった良いイメージが強くてサロンで働くことに憧れていたのですが、実際は忙しい毎日が続いて雑用の仕事も多くなって想像していたものと掛け離れていたからです。

もちろん我慢して美容師の仕事は続けていたのですが手荒れがひどくなって続けるのも難しいのかなと思えるようになってきました。
美容師をしている限り、手荒れになるのは仕方ない事だけど友人の綺麗にしてあるネイルを見ると羨ましく思っていました。
そういった忙しさやイメージと違った美容師といった部分が積み重なってきて、サロンに不満をもつようになって美容師を辞めました。

今は違う仕事に転職しまして、地元だとお客さんや同僚と会う事もありましたから地元を離れて働いています。
今は自分の手元も綺麗なネイルをしていて、美容師という束縛からも逃れられたので自由に楽しんで毎日を生活しています。

■2 先輩の顔を見るだけで吐き気を催す

小さい頃からお洒落やメイクをすることが大好きだったので、高校に進学する頃には美容系の専門学校に通うことを決めていました。その後、全国各地で優れた美容室を排出している専門学校を探して、東京にある美容専門学校に通いました。技術を身に着けて美容師として働くために、憧れていた美容院でスタッフとして働き始めました。すぐにお客様の髪を触らせてもらえず、最初はアシスタントスタッフとしてサポートにまわることになりました。ベテランの美容師の横で技術を学ぶことができるのでとても勉強になりました。しかし美容師の先輩の中には、後輩に厳しい態度で接する人も少なくありませんでした。お客様の前は笑顔なのに、後輩には常に命令口調になっているので不快感を感じました。そのうち、その先輩の顔を見るだけで吐き気を催すくらいになったので、美容師の仕事を諦めて転職することにしました。憧れていた職業ですが、自分の体を壊してまでしたい仕事ではありません。今は自分の髪のアレンジを楽しんだり、友達の結婚式などで髪の毛をセットして楽しんでいます。

■3 人間関係が最悪

美容系の専門学校を卒業してから人気の美容院で働くチャンスを得ることができました。雑誌にも頻繁に紹介されるのでとても嬉しいと感じていましたが、仕事場は人間関係が最悪でした。オーナーはメディアに露出することを好むものの、美容師としての仕事は全て他のスタッフにまかせっきりです。しかも儲け主義なオーナーで、安く入荷したトリートメントをお客様に売るために売り込みをしろと強制をしてきました。お客様に対しても申し訳なく感じましたし、自分がおすすめできない製品を販売することに嫌気がさしたので転職を決めました。最初は離れた地域で美容師の仕事を続けようかと思いましたが、美容師同志のつながりは広いようで狭いので、嫌がらせをされるのは嫌だと感じ、きっぱり美容師を辞めました。せっかく資格を取って自分も好きで行っていた仕事ですが、想像以上にストレスがたまっていたようで、仕事を辞めてからは気持ちがとても楽になりました。

■4 身体的に限界

私は専門学校を卒業して美容師になり、2年間勤務しました。現在はまったく違う職業に転職しましたが、美容師だったときのことを思い返すと胸が痛くなります。
昔から美容師という職業に憧れを抱いていた私は、高校を卒業後の進路として東京にある美容専門学校に入学しました。2年間の美容専門学校生活で技術を身に付け、地元に帰って美容院に就職できたのです。もちろん最初のうちはアシスタントから始めるので、お客様のカットをすることは出来ません。それでも日々のカット練習を忘れずに行っていましたが、身体的に限界が来ました。
開店は9時でしたが、アシスタントは開店準備と練習時間を取るため7時過ぎには店にいなければなりません。日中はアシスタントとしてスタイリストのサポートをして、8時の閉店後も片付けと練習をするため帰宅時間は10時近くになります。この間、休憩時間を除いてずっと立ちっぱなしなので腰痛になってしまったのです。
結局、美容師を続けていては腰痛が完治しないので辞めざるを得ませんでした。

■5 もっと良い仕事があるのでは

私が美容師を辞めた理由ですが他にもたくさん良い仕事があるんだなと気付いたからです。

他に美容師を辞めた子の話を聞いてると健康上の都合や人間関係のトラブルで辞めたという理由が多かったんですけど、私はポジティブな理由になります。
この仕事をしているとたくさんのお客さんと会話する機会があって、自分が経験した事がない話もたくさん聞けます。
そういった話を聞いているなかで、もっと自分に合う仕事があるんではないかと思うようになりました。
若い時は美容師の仕事は綺麗でかっこよくて天職のようなものだと考えていたのですが、広い視野で物事を見るともっと良い仕事があるのではと思いました。

今の私は資格の勉強をしまして転職しました。
美容師の仕事も楽しかったですが、今の仕事も自分が楽しく思い描いたような事ができているので満足です。
転職自体はとても勇気がいる決断でしたけど美容師を辞めたことは後悔していません。

■6 給料が低く3人位で住んで共同生活

私は20歳の頃にカリスマ美容師のブームもあり、美容師を目指した時期がありました。
当時は、地元にも美容専門学校がありましたが、私が入学した理容美容専門学校はとても人気の高い学校でした。
学校に通いながら学科や実技の勉強をしていましたが、夕方から実際の店舗でアルバイトもしていました。
普段から店の先輩スタッフは口を揃えて給料が安いと嘆いていました。
その後資格を取得し実際に働いてみましたが、美容師の成り立てや見習いの頃は、当時の手取りで12万円程でした。そこから道具を購入したり生活費を捻出すると、殆ど手元に現金が残りませんでした。周りのスタッフも生活が苦しく、殆どの方が同じアパートに3人位で住んで共同生活をしていたり、実家暮らしをしていたりと大変な状況でした。仕事内容も1日立ち仕事で食事する暇もありませんでした。
その後、私も生活苦になり一般会社へ転職をしました。昔の美容師仲間はその後独立して店を構えた人もいますが、殆どの方が美容師の道を諦めて今は普通の会社員として働いています。

■7 出産後に肌が荒れやすくなった

母親が自宅横にある美容室で美容師として働いていたので、小さい頃から自分もいつかは美容師として働くと考えいました。高校を卒業してから専門学校に通って技術を身に着けたので、母親と一緒に働くようになりました。仕事はとても楽しくてやりがいがあったのですが、出産した後に体質が変わってしまったようで、肌が荒れやすくなってしまいました。カラーリングやパーマをするときは手袋を着用できますが、ヘアカットをするときは手袋をすると手元が揺らいでしまいます。クリームを塗ったり皮膚科を受診して回復を試みましたが、症状がひどくなるばかりだったので、泣く泣く美容師の仕事を諦めて転職することにしました。ハローワークに通って転職先を探しましたが、できるだけ美容関係の仕事につきたいと感じたので、大きな美容院の受付として働くことにしました。その後、お客様の髪を扱うことはできなくなりましたが、お客様の相談にのって髪型を提案することができるスタイリストになることができて、楽しく仕事をしています。

■8 腱鞘炎を発症して

美容系の専門学校を卒業してから、人気のある美容室で10年ほど働く、独立して美容院を立ち上げました。美容師としての仕事はやりがいがあったものの、30歳を超えたくらいからハサミを持つ手に違和感を感じるようになりました。病院に検査をしてもらったところ、腱鞘炎を発症していることがわかりました。しかし仕事を休むことができずに無理に美容師として働き続けていたら、手の痛みや震えがひどくなって、思うように動かせなくなりました。医師からはこれ以上無理したら、生活にも支障が出るといわれてしまったので、美容師を辞めざるを得ませんでした。美容院を立ち上げたばかりで、ローンも残っていたので、途方にくれました。美容師以外の仕事につくことは考えたことがありませんでしたが、転職先を無事に見つけ出すことができました。美容師としての仕事を退職したことは今も残念に感じていますが、職業病のようなものなので仕方ないと考えています。

■9 一向に上がらない給料

22歳から10年間、美容師として働いていました。働いていたサロンは大阪府で全国展開をするチェーン店でしたが待遇の悪さがひどかったのです。具体的に述べると、朝8時に出勤して夜7時まで勤務を行ない日給が5000円未満だったのです。本来は7500円と入社時に説明を受けていましたが、美容師として腕を磨くための勉強代・ハサミのメンテナンス代・練習マネキン費用などを日給から天引きされた結果です。天引きのことは入社説明会では一切触れられていなかったので当初は驚きましたが、カリスマ美容師がオーナーを勤める場所で働けたことが嬉しくてすぐに辞めることはしませんでした。しかし、一向に上がらない給料とヘアアーティストとして顧客を持つことが出来ないストレスから胃潰瘍を患ってしまい休職をしました。家族からはもっと違う仕事に就いて体を休ませたほうがいいと助言も受けて美容師を辞める決心をし、今は清掃業に転職をしました。

■10 椎間板ヘルニアを患ったため

子供の頃から美容師になるのが夢で、21歳から9年間美容師をしていました。埼玉県で働いていました。埼玉県内に5店舗のチェーン店を持つ中堅サロンです。私が美容師を辞めた理由は、椎間板ヘルニアを患ったためです。朝9時から夜8時まで週5日間勤務をしていましたが、勤めていたサロンでは美容師は椅子に座ってお客様の接客をすることを禁止しておりずっと立ちっぱなしでした。中腰になったり不自然な格好で長時間仕事をしていた事で、腰に負担が掛かり椎間板ヘルニアを発症しました。症状がとても重く入院と手術を必要とするもので、1ヶ月間休職していました。担当医からは、この病気の完治は難しくこの先も同じ環境で働くのは厳しいと言われてサロンを辞める決心をしました。他の店に転職をしようと考え、いくつか面接に行きましたが腰の持病の事を話すと「うちではしんどいです」と言われて不採用ばかりになりました。自分の体を労ることを最優先にし、美容師をきっぱりとやめて今は事務員に転職しました。

※あくまで辞められた方の意見となります。